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壱萬アクセスを記念した時(2004年1月)に一時的に作成し、開示しました。
絵と私の歴史、画法の紹介です。
壱萬アクセスまでの歴史
198x年、会社でイタズラ描きを人に誉められたのがキッカケで、似顔絵を描きはじめた。
鉛筆画に始まり、黒のドローイングペンをしばらく使った。
その後、アクリル絵の具を使い始めたが、
1994年にWindows3.1のPCを買ってからはパソコン絵となった。
使ったソフトはCorel Draw 3、これはIllustratorの仲間、つまりドロー系ソフトである。
描きたい絵のためというより、買ったソフトウェアを使いこなしたいという意識でチャレンジし、
半年位かかって、ようやく思い通りに絵が描けるようになった。
当時のソフトはグラデーションなどできない、機能の低いものだったが、それでも
ギャラリー20の笑福亭鶴瓶のような、なめらかな曲線の絵が描けたときは感動した。
似顔絵は孤独な趣味、美術学校で教わったことも無く、
趣味仲間とは縁が無いから、アドバイスをもらった事も無い。
良く言えば独学、悪く言えば勝手流。
かつては身近な人を描いていたが、デフォルメしたらクレームが多く、
身近な人をモデルにすることは止めて、有名人の似顔絵のみを描くようになった。
1996年頃 タバコのコマーシャルをしていた桜金造の絵を、初めて 週刊朝日似顔絵塾に投稿した。
以後、年1、2枚を投稿してきた。
良く言えば、納得するまでアイデアを煮詰め、納得するまで描き直してから投稿していた。
2001年12月14日号の週刊朝日 似顔絵塾に、 川合俊一の絵が初めて掲載された。
以後年1〜数枚が掲載されてきた。正確に言うと、初掲載直後に大量に投稿した2002年には複数枚入選したが、
2002年以外の年は1枚が入選するだけであった。
2004年にこのHPを作ってからは、また投稿数が増えた。2004年に2枚が掲載されたのはそんな背景がある。
似顔絵を投稿する以外は、このHPにアップするだけ。
イラスト仕事や席描きなどとは縁が無い。
2001年には ペイント系ソフト Painter7を買った。以後、似顔絵はPainter で描くことが多くなった。
今は Painter8 で描くことが多い。94年から使用のCorelDrawも併用。
昨年4月にこのHPを開設するまでは、年に数枚の寡作でのんびりとした趣味だった。
昨年1年は、HPらしくするため、ひたすら似顔絵を描きまくった。
2004年 4月10日 開設
2004年 4月25日 100カウント
2004年 5月 4日 200カウント
2004年 5月27日 500カウント
2004年 7月 4日 1000カウント
2004年 8月12日 2000カウント
2004年 11月 8日 5000カウント
2005年 1月 9日 10,000カウント
1日のアクセスカウントの最大は Yahoo! JAPAN 登録直後の 2004年11月13日 232カウント。
最近は 1日80カウント程度。
壱萬カウント達成にて、私のHPも認知されたと考えている。
これからは、アップしている絵の数よりも、デフォルメ絵に力をいれていこう。
管理人の歴史
昔むかし 太平洋戦争が終わってしばらくして、
東北は岩手の地に生を受けた、無口なパソコン好きなオヤジ。
横浜に住むようになって10余年のサラリーマン。
30年前の1975年、インテルが8ビットCPUを売り出していた頃パソコン自作を始めた。
もっともパソコンという言葉は1980年代にできた言葉で、当時は呼び方などなかった。
上にも書いたが、1994年にパソコンのイラスト用ソフトを買ったときは、絵よりはパソコンの方が
趣味だった。パソコンを使うことが面白かったから、思い通りに動かせないまま半年程度経過したが
諦めなかった。少しづつパソコンが思い通りになっていくことが面白かった。
絵が描きたいというだけでは、当時のソフトは使い手が悪すぎて、ギブアップしていただろう。
今は2台のWindows2000自作パソコンを使用中。Pentium4とPentium3、ともに1GBのメモリ。
ハードディスクは合計で400GB、テレビ番組を録画するために大きくしたがかなり余っている。
1台はスキャナとタブレットを接続した主力マシン、もう一台はTVキャプチャ兼参考写真の表示用。
今も昔もスポーツは苦手で、暇があるとパソコンに向かう性向がある。
風貌は、丸顔、目がでかい。
若い時はやせていたが、今は中肉中背(66kg、172cm)、最近 髪が薄くなった。
小さな字も苦手になり、これくらいが読みやすいサイズになった。
似顔絵を描くことは快調である。
点描写真
(離れるとよく見える)。
それと自画像。
絵の描き方
趣味の独学であるから、素人が自然に覚えた方法以外の何者でもない。。
しかし、「独自の画法」といわれることがあるから、絵心ある世間の方々の常識から外れているもかもしれない。
お分かりのように、パソコンの弱点をカバーして、ソフトを使いこなしているのが世間との違いの一つなのだろうか。
そこでパソコンで絵を描く人には当たり前の方法となっているはずの方法であるが、
一応私の絵の描き方を紹介してみよう。
デフォルメ絵の描き方
ギャラリー11 の柴田理恵 がシンプルなのでサンプルに使おう。
絵は9枚のレイヤーと呼ばれるセル(色を塗らない限り透明な紙)から出来上がっている。
下の説明図で、左から、背景、顔、髪、歯、口、……、眼鏡 となっている。(右端は別)
9枚のレイヤーを順次重ねていったものが下半分である。
このように、レイヤーに分けておくと修正が実に容易である。
背景──もっと薄く、彩度を下げよう。それにテクスチャを加えて、ざらざらにしよう。
顔──もっと赤ら顔にするため、色相を回そう
髪──もっと黒くするため、明度を下げよう。
歯──もっと鋭く見せるため、右回転しよう。
口──もっと大きしたいから、拡大しよう。
もちろん、普通に"ブラシ"を使って修正することも多いが、目、口、歯のデフォルメ度合いを
簡単に変更して、ラフな絵を仕上げるには、上のような操作が手軽である。
絵の構成や顔の構造を学んだことは無いが、それをパソコンソフトでカバーしている。
描いてみて、もう少し変えてみるか、位置、形、色を変えて出来栄えを見る。
また少し変えて……、自分の感覚を頼りに何十枚も下描きをごく短時間に描いている。
パソコンソフトの最大のメリットは、試行錯誤が何度でも手軽に出来ることである。
きちんとした絵の勉強をした人は、最終形を頭に描いてから描きはじめるのだろう。
私の場合は、とりあえず描いて、それを変更をしながら納得の出来る形を探し出すのである。
右端の上下2枚、白い歯のレイヤーをオフにしてこの黄色い歯のレイヤーをオンにすると
簡単に別な絵になる。
リアル絵の描き方
元絵の確保方法は3種類。
1)紙にスケッチを描いて、あるいは雑誌の写真をスキャナで取り込む。
2)タブレットにじかに描く。
3)テレビ番組をパソコンにキャプチャして、再生しながら気に入った表情を静止画にする。
まれにデジカメで写真を撮って取り込むことがある。
絵の場合はそのまま1枚のレイヤーにして、別なレイヤーに目的の絵を描く。
元絵が参考絵であることが多いので、最後には元絵のレイヤーは削除する。
写真の場合は、写真のレイヤーを薄く表示して、その上から別なレイヤーで輪郭をトレースする。
トレース台を使ったのと同じ効果が得られる。
パソコンソフトによるトレース台の特徴として、
輪郭を取りやすい大きさに拡大したり、縮小したり、回転させたり、これらが自由に出来る。
自分が滑らかな曲線を描ける得意な向きとサイズに、絵の方があわせてくれるのである。
髪をトレースする時は薄く、ノンフレームの眼鏡をトレースする時は濃くすると便利、
トレース装置よりずっと使い手が良い。
パソコンソフトには 輪郭抽出 というコマンドがある。いろいろ工夫してみたが、結局使えなかった。
人の目では無意識に修正していることだが、人の顔は球形であるため、一方向からの光では顔全体が一様にならない。
右の頬は明るいが、左の頬は暗い、端にいくと真っ黒、こんな写真でも目で見ると顔の形がつかめるが、
パソコンソフトでは、オカシナところに輪郭を描いてしまう。パソコンにやらせて手作業で修正してみたが
時間がかかる上に、出来栄えは良くない。輪郭抽出の事前処理として、顔全体が同じ色調になるように明度、コントラスト、
ぼかし、などを試したが良い結果が得られなかった。これでは何の意味も無い。
やはり顔はコンピュータでは描けない。
パソコンで絵を描いている人にとっては当たり前の使用法だが、
アナログな絵の描き方の伝統を守っている方も多いと思い、あえて我流を説明してみた。
すこしはお役に立っただろうか?